雨のケープタウン
こんばんは
夜ごと事務局にもぐり込み
パソコンのスイッチを入れる作業が
不安を取り除く行動になりつつある
つよしです。
さて、今年は4年に一度のサッカーのワールドカップが
開催される年ですね。
開催地は南アフリカだとか。
もう15年程前ですが、私は
仕事の都合で南アフリカのケープタウンに
滞在したことがあります。
まだ22歳だったころです。
今はどうかわかりませんが
当時のケープは非常に危険な街で
日が暮れて暗くなると街を歩いてはいけないと
周囲から言われ、
実際に50メートル程の距離でも
タクシーを使ったことがあります。
銃を持った強盗が出るのです。
ある日のこと、
土砂降りで大雨の夜でしたが
久しぶりに日本料理を食べようと
仲間とタクシーに乗り合わせて
現地の料亭に向かいました。
夜の9時くらいだったと思います。
タクシーが料亭の前に着くと
土砂降りのなか、合羽を着た2人連れが交通誘導してくれました。
入口にぴったりと車をつけると、背の低い二人連れが
ドアをあけてくれました。
この二人組。実はまだ子供でした。。。
小学校3年生くらいの男の子が
『(車の誘導サービスに対する)スモールマ二ープリーズ』
と小銭をねだってきました。
わずかばかりの小銭を出すと
妹にもやってくれ ともう一人の
5歳くらいの女の子が出てきました。
銃を持った強盗がうろうろする街で
わずかな小銭を得るために
土砂降りのなか、来客を待ち構えていたかと思うと
さすがにいたたまれなくなってしまいました。
この国に住んでいる限り
どんな苦難にあっても
彼らよりはましだと思います。
さて…
現在、島尻青年会議所は5つの事業を同時に進行させています。
そのどれもがうまくいきません。
少しずつ進んではいるのですが
連日特定のメンバーが動き回り
疲労の色が隠しきれなくなりました。
この苦難の道を進むにあたって、心まで疲弊してはいけないと思い
前述のケープの子供たちの話を書かせてもらいました。
彼らの境遇からすると
私たちは有り余る幸せに包まれて、
今の活動を続けさせてもらっています。
そう考えると中途半端な事業をするわけにはいきません。。。
先日の理事会では
事業を小さくまとめようとしないで
精一杯思うようにやってほしい
どうせ転ぶなら思い切って転んでほしい
その全責任は理事長である私にある。
と、方針を示しました。
夏場に向けて、
島尻青年会議所の存在意義が問われています。
真っ直ぐに一歩一歩、謙虚に地道に坂を登る集団でありたい。
そして、
迷ったり立ち止まったりする姿を
地域社会に隠さず提示する団体でありたいと思います。
今日は長くなりました
お疲れさまです。
おやすみなさい。。。
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