2010年06月07日

ダス・ゲマイネ

こんばんは

このごろ連発して記事を書く
理事長つよしです。

突然ですが
私の好きな作家で

(・・・これを書くと性格が明らかになるような・・・)

太宰治の書いた
『ダス・ゲマイネ』という短編小説の最後の部分で

登場人物が何かから逃れるように走っている様子を
目に映るものを単語で並べて表現している部分があります。


さっき調べてみたら


 私はまっすぐに走り出した
 歯医者。小鳥屋。甘栗屋。ベエカリイ。花屋。街路樹。古本屋。洋館。
 走りながら私は自分が何やらぶつぶつ低く呟いているのに気づいた。


とあって、
このあとまた単語を並べるシーンがあって
物語はクライマックスを迎えます。

なぜ、突然こんな話をしたかといいますと
今の私の状況が、
この目に映るもの全てが
バラバラと流れていく状況だと感じているからです。

夜な夜なPCの前に座り
仕事とJCをはじめとする
さまざまな連絡に追われていると
その瞬間瞬間をつないで
生きているような気分にさせられるのです。

 何やらぶつぶつ呟いている・・・

のところなど
まさに今ブログを書いている状況にそっくり。。。

10年以上前に読んだ
この小説の一節が
私の頭の中で呼び起こされるなんて・・・

きっと潜在意識のなかで
今の気持ちを10年前に小説から感じ取っていたのかもしれません。

最近、ゆっくりと本を読んでいないストレスかなとも思います。

ダス・ゲマイネ



今週は金曜日あたりに出張で
2時間ほど船に乗る予定でいます。

久しぶりに沖に出るその時くらいは、
全てを忘れて
読書をしたいなと思います。
(だけど、太宰はやめておこうと思います)

突然のぶつぶつ呟きでした。

それではまた。



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Posted by 島尻JC2010 at 23:27│Comments(0)理事長 玉寄将
 
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